6月20日~25日にかけて寺小屋グループの各教場で小学生を対象に「てらっこくらぶ夏先取り」イベントが実施されました。
このイベントは、普段、てらっこくらぶで実施している「脳トレ」で始まり、「計算・漢字コンテスト」・「雑学王決定戦」と盛りだくさんの内容で、皆さん楽しく真剣に挑んでくれました。今回は、その模様をご紹介します。
まずは、てらっこくらぶの「脳トレ」で、頭の準備体操です。クイズ形式での右脳を刺激するトレーニングや、面白いテーマで子どもたちの好奇心を引き出しながら集中力を上げていきます。
シートの上でひらがながバラバラになっていますね。「あ・し・に・か・ば・ろ・わ」…何か言葉がかくれているようです。同じ文字を2回以上使わずに組み合わせて、かくれている3つ言葉を探します。すると、一つだけ仲間はずれの言葉があります。分かりますか?答えはこのブログの最後に。
問題はどんどん難しくなりますが、正解を出すスピードもどんどん速くなります。ゲーム感覚で楽しみながら実施しますが、問題に対する集中力がぐんぐん高まってきます。
10秒間だけ並んだ図形を見て、その後の先生の質問に答えます。記憶力と集中力が問われます。並んだ図形を順番に記憶するのではなく、画像として脳に記憶するトレーニングです。最初は、子どもたちも苦労していましたが、コツをつかんできたのか正解率が高くなってきました。「右から5番目の図形は何だった?」のような問いにも、サッと手が挙がります。子どもたちの才能というのは、本当に計り知れないものです。
さあ、頭の準備体操を終えたところで、いよいよ「計算・漢字コンテスト」のはじまりです。これまでに習った単元の中から、計算問題が100問出題されます。制限時間の中で、スピードと正確さが問われるテストになっています。漢字も、読み・書き・部首・書き順・同音異義語と多岐にわたっての漢字力が問われます。
先ほどまでとは違い、教室の空気もピンと張り詰め、みんな集中してテストに挑んでいます。頭を抱えながら、必死で漢字を搾り出そうとしている子どもの姿もあります。みんな、真剣です。
計算・漢字コンテストのあとは、「雑学王決定戦」のはじまりです。
一問15秒ペースで次々と出されるクイズ問題を解いていきます。かなり難しい問題も多く出てきて、子どもたちも困っていました。
「4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日はすべて同じ曜日になる。○か×か?」
「街中で赤い郵便ポストを見ますね。では、問題です。海底にも郵便ポストはある。○?×?」
大人でも難しい問題ですね…。(答えは、このブログの最後に。)
後半に入ると、○×問題から3択問題へ。
「夜空に輝く星。次のうち、本当に存在する星の名前は?」
「1)おでん 2)やきそば 3)たこやき」 おいしそうな名前ですが、本当にあるのかな?(この答えも、ブログの最後にありますよ。)
さあ、みんなで自己採点。正解・不正解に一喜一憂しながらも、新しい知識を獲得することの喜びを感じてくれていました。
「お母さんにこの問題を出そう」と問題文を記憶して帰る姿も・・・。
さて、問題の答えです。
- バラバラひらがなを組み合わせると3つの言葉ができます。
「わに」「ろば」「しか」。
この中で「わに」だけが、は虫類なので、答えは「わに」です。
- 「4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日はすべて同じ曜日になるか?」という問題。
答えは、「同じ曜日になる」というわけで正解は○。
それぞれの日付の間は63日間。1週間(7日間)で割り切れますから、必ず同じ曜日になります。
- 「海底にも郵便ポストはあるか?」という問題。
答えは「あります」というわけで正解は○。
和歌山県や、静岡県、沖縄県にあります。
- 本当に存在する星の名前は?
1)おでん2)やきそば3)たこやきのどれ?
答えは 3) の「たこやき」。この名前、2001年の9月12日「宇宙の日」にちなんで公募した名前の候補から選ばれたそうです。
どうでしたか?わかりましたか?
参加してくれた子どもたちは充実した表情で帰ってくれました。楽しく、真剣に学ぶ。普段のてらっこくらぶの授業が凝縮されたような2時間で、時間の経つのがあっという間でした。
てらっこくらぶの授業を通して、子どもたちが
「真剣に集中して挑むことの面白さ」
「新しい知識を獲得することの喜び」
「勉強したあとの心地よい疲労感」
を感じてほしいと思いながら、私たちも日々の授業に向き合っています。
間もなく夏休みを迎えますが、子どもたちが40日間の長い休みをダラダラと過ごしてしまうことは、本当にもったいない事です。
長い夏休みを通して、それまで知らなかったことを知り、真剣に集中して何かに取り組み、多くの体験を積んで、生き生きとした表情で新学期を迎えてもらいたいです。
てらっこくらぶは、そうした「学ぶことの本来の楽しさ」を伝えながら、子どもたちの力を伸ばしていきます。
多くの子どもたちに、楽しく真剣に学んでほしいと考えています。
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