速報

2024年度 県立中入試速報
傾向と分析!

注目ポイント❶

競争倍率

年度 受験者数 募集定員 倍率
令和3年(2021) 298 160 1.86
令和4年(2022) 280 160 1.75
令和5年(2023) 242 160 1.51
令和6年(2024) 248 160 1.55

Q.2024年度の受験者数や倍率について

A. 人気校ということもあり、今年も高い倍率となりました。
コロナ禍で受験者数は減少傾向にありましたが、今年は昨年より若干増加し、受験者数は248名、倍率は1.55倍となりました。
昨年よりも0.04ポイントほど倍率が上昇しました。

注目ポイント❷

県立中入試の概要

Q.県立中入試の合否判定の基準や内容について

A. 県立中入試は、「適性検査」・「作文」・「面接」・「調査書」を総合的に評価し、合否が決定されます。
【適性検査】
国語・算数・理科・社会の総合問題です。60分の制限時間内で、図や表を読み取る問題、問題内の情報を整理し正しい答えを導き出す問題が出題されます。学校のテストとは問題構成や出題傾向が違うことや、考える問題が多いため、適性検査の傾向に合わせた対策が必要不可欠です。
【作文】
与えられた2つのテーマから1つを選択。50分の制限時間内に、自らの体験に基づいて400字~600字で文章をまとめる必要があります。基本的な作文の書き方はもちろん、自らの考えを文章で表現するためのトレーニングを重ねることが大切です。
【面接】
例年、グループ分けによる集団面接、個別質問が行われ、時間は25分程です。
【調査書】
小学校長から中等教育学校に調査書が提出されます。調査書には、学校の成績や学習態度、スポーツ・文化活動で目立った成果、平素の熱心な活動なども記載されます。

Q.2024年度の適性検査の傾向や難易度について

A. 2024年度の問題構成は、大問1が文系(国語・社会)、大問2が理系(算数・理科)で、過年度の傾向と同じでした。
難易度も含めて、適性検査の正確な分析はこれから行いますが、 寺小屋グループの県立中対策チームの講師が問題を解いた印象や、受験生からのヒアリングをもとにお伝えします。
■文系問題
去年と比較し、全体的に簡単であったように思います。
【国語】
漢字の熟語、言葉の問題としては比喩表現が出題されていました。いずれも寺小屋グループの対策授業や通常授業で学習している内容でしたから、特に、寺小屋生には比較的解きやすかったのではないかと思います。
【社会】
国語と同じく、資料や問題を丁寧に読めば、解答できる内容でした。
■理系問題
去年よりも少し難しくなった印象です。
【算数】
規則性の問題が解きづらかったと思います。ほかにも面積の問題や立方体の問題については、来年度以降の適性検査でも出題される可能性は十分にありますから、受験を考えている方は、苦手意識を持たないようにしておくことが大切です。
【理科】
体積の問題が出題されましたが、解き慣れていない生徒さんにとっては、難しかったのではないかと思います。

学校の授業やテストだけでなく、上記で挙げたポイントを、適性検査の傾向に合わせて対策することが合格へ近づくポイントです。

Q.2024年度の作文について

令和6年
2024年
以下の2つのテーマからいずれか1つを選び、具体的な体験を交えながら、
そのことを通して考えたことを書く作文でした。
「言葉がもつ力」
「自分の好きな季節」
※文章の長さは、400字~600字
※制限時間 50分

A. 3年前までは、2つの意見のうち1つを選び、その意見に対する考えを書く作文でしたが、2022年度から「抽象的なテーマに対して自身の体験も交えながら、そのことを通して考えたことを書く」作文に変更されました。
今年度も同様の作文でしたから、過年度のテーマに沿った対策ができている受験生は、落ち着いて取り組めたと思います。
限られた時間で、初めて目にするテーマに基づいて文章を書くためには、十分なトレーニングが必要です。
寺小屋グループの作文対策は、まずは400文字までの文章を書くことから始め、その後から、読み手に伝わりやすい文章や自身の具体的な体験談を肉付けするなどし、600文字程度の作文を書く力を身につけていきます。
社会の出来事に興味関心を持ち、自分ならこう考えるなど、日常生活から意識しておくと良いでしょう。

注目ポイント❸

合否判定

【合否を決める要素と得点】

適性検査 作文 面接 調査書
50点満点 50点満点 50点満点 50点満点

Q.県立中入試の合否ラインは?

A. 今年は昨年よりも理系問題が難しい傾向でした。
作文については、仮に採点基準等に変更があれば、平均点が大きく変わる可能性があるため、合否ラインについては予測が困難です。
適性検査については、例年、合格者と不合格者で10点ほど開きがあります。
寺小屋グループでは、入試当日の点数を生徒さんからヒアリングし、県立中入試模試と合わせて、難易度や合否ラインを分析をしていますが、合格者と不合格者で点数の開きが大きいのは「適性検査」です。
作文、面接、調査書も重要ですが、適性検査で高得点が取れるように対策を十分に行うことが、合格への近道と言えます。

注目ポイント❸

最後に

Q.県立中入試は、受験者本人である生徒さんや保護者の皆さまが、積極的に情報を収集しなくてはならない難しさがあると思います。
情報提供セミナーや2024年度授業の開講スケジュールなどを教えてください。

A. 2024年度の入試についての情報は、これから受験生へのヒアリングや適性検査などを細かく分析し、2月頃には、精緻なデータを整えていきます。県立中入試の仕組みや合否ラインについては、入塾を検討されている方、県立中入試模試のお申し込みをいただいた方に限り、過年度資料と合わせて、詳しくご説明させていただきます。入試に関してのご不明点につきましても、個別に対応させていただきます。
県立松山西中の受験対策コースは、春季講座から新年度授業がスタートしますが、新中1生は、2月から数学・英語の授業も始めていきます。
寺小屋グループには、県立中在籍者を対象とした「県立中高一貫コース」もありますので、ご興味がある方は、お問い合わせください。

県立中受験のご相談は

寺小屋グループへ

2024年度 県立松山西中

合格速報(定員160名)

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合格

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個別相談

ご入塾や各季講座の受講をご検討中の方に、個別相談を実施しています。県立中入試に関するご相談はもちろん、入試の基本的な仕組みや合否ライン、過去の問題分析などについてお伝えします。お気軽にご相談ください。